今回は仮想通貨取引所のbitbank(ビットバンク)についてです。
メリット・デメリットを中心にbitbankの全体像がわかるようにまとめていくので、参考にしてみてください!
bitbankのポイント【まずは結論】
まずは結論から言うと、bitbankは
- 本格的に仮想通貨を扱いたい方
- 細かいテクニカル分析をしたい方
- 手数料を抑えて取引をしたい方
におすすめの取引所です。
この理由をメリット・デメリットをまとめながら見ていきます↓
bitbankのデメリット
まずはbitbankのデメリットから見ていきましょう。
送金手数料がかかる
日本の仮想通貨取引所を使って仮想通貨を送るとき、基本的に送金手数料が必要になります。
これがbitbankでも例外ではありません。
具体的にはこのくらいの手数料がかかります↓
通貨名 | 送金手数料 |
---|---|
BTC | 0.0006 BTC |
ETH | 0.005 ETH |
XRP | 0.15 XRP |
ただ、仮想通貨取引所の中には、GMOコインやbitFlyerのように送金手数料がかからない取引所もあります。
送金手数料 | GMOコイン | bitFlyer |
---|---|---|
BTC | 無料 | 0.0004 BTC |
ETH | 無料 | 0.005 ETH |
XRP | 無料 | 無料 |
なので、NFTの購入などで送金することが多い方は、送金手数料がかからない仮想通貨取引所を使うのがおすすめです。
取引手数料が最安ではない
仮想通貨取引所は、仮想通貨を売買するときに取引手数料(売買手数料)が発生します。
この手数料がbitbankは最安ではありません。
他社と比較するとこんな感じです↓
取引所 | 取引手数料 | 取扱通貨数 |
---|---|---|
bitbank | Maker:-0.02% Taker:0.12% (一部銘柄を除く) | 18種類 |
GMOコイン | Maker:-0.01% Taker:0.05% | 21種類 |
Coincheck | Maker:0.000% Taker:0.000% | 4種類 |
bitFlyer | 0.01 ~ 0.15% | 6種類 |
ただ、bitbankはほとんどの通貨で取引所形式の取引をできるので、販売所形式をメインにサービスを展開している仮想通貨取引所に比べると、比較的手数料を抑えて取引できます。
また、Maker取引をすれば逆に手数料がもらえるので、これはかなりのメリットですね。
詳しくはbitbankのメリットの部分を参考にしてみてください。
取扱通貨数が最大ではない
bitbankで取り扱われている仮想通貨の種類は18種類です。
この数は他の国内の仮想通貨取引所と比べると最大ではありません。
具体的にはこのくらい↓で、ちょうど真ん中くらいですね。
取引所 | 取扱通貨数 |
---|---|
bitbank | 18種類 |
GMOコイン | 21種類 |
Coincheck | 18種類 |
bitFlyer | 15種類 |
できるだけ色々な仮想通貨を扱いたい方は、GMOコインやCoincheckがいいですね。
仮想通貨の積み立てはできない
国内の仮想通貨取引所の中には、仮想通貨を積み立てできる取引所があります。
一方でbitbankでは仮想通貨の積み立てはできません。
なので、コツコツ積み立てたい場合は自分で定期的に購入をする必要があります。
取引所形式で自分で積み立てれば、手数料を抑えられるメリットはありますが、その分手間がかかってしまいます。
なので、自動的に積み立てをしたい方は、他の積み立てができる仮想通貨取引所を使っていきましょう。
bitbankのメリット
ここからはbitbankのメリットを見ていきましょう。
アプリでも取引所形式に対応している
日本の仮想通貨取引所には、「販売所形式」と「取引所形式」の2つの取引形式があります。
両者の違いはざっくりこんな感じです↓
取引所形式 | 販売所形式 | |
---|---|---|
スプレッド (実質の手数料) | 小さい (安い) | 大きい (高い) |
取引相手 | 市場にいる買い手(売り手) | 仮想通貨取引所 |
取引難易度 | 慣れるまで難し目 | 簡単 |
まとめると
- 販売所形式:簡単だけど手数料が高い
- 取引所形式:難しめだけど手数料が安い
ということですね。
なので、手数料を抑えたいなら取引所形式で取引するのが鉄則です。
で、国内の仮想通貨取引所では、取引所形式に対応しているところが少ないです。
ほとんどが販売所形式がメイン…
さらにスマホアプリで取引所形式を扱っているところはさらに限られてきます。
その中で18種類の通貨で取引所形式で取引できるのがbitbankです。
ここが他の仮想通貨取引所にはない最大のメリットですね!

アプリも使いやすく、直感的に操作できるので、初心者でも簡単に取引所で取引をできます。
Makerなら取引手数料をもらえる
仮想通貨の取引には「Maker」と「Taker」という取引形式があります。
簡単に言うとこんな感じ↓で
特徴 | 主な注文方式 | |
---|---|---|
Maker | まだ市場にない価格を作って取引する | 指値 |
Taker | すでに市場にある価格から取引する | 成行 |
Makerは市場に流動性を提供する(作る)ので、市場に貢献しています。
Takerは市場の流動性をなくす(取る)ので、市場にあまり貢献ができていません。
このことから、bitbankではMaker取引をすると、手数料を逆にもらえるようになっています。
具体的な手数料はこちらで↓
取引手数料 | |
---|---|
Maker | -0.02% (一部銘柄を除く) |
Taker | 0.12% (一部銘柄を除く) |
Maker取引をすると0.02%の手数料がもらえます。
これは大きなメリットですね!
60種類以上の指標でテクニカル分析をできる
bitbankには、60種類以上の指標が用意されています。
移動平均線や一目均衡表のような有名どころから、名前も聞いたことないようなものまで、使いきれないレベルであります。
具体的にはこちら↓
- ADL(アキュムレーション / ディストリビューションライン)
- ADX(平均方向性指数)
- Alligator(ウィリアムズ・アリゲーター)
- ALMA(アルノールグー移動平均)
- AMA(適応移動平均)
- AO(オーサム・オシレーター)
- Aroon(アルーン)
- ASI(累積スイングインデックス)
- ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
- Average Price(平均価格)
- BB(ボリンジャーバンド)
- BB%B(ボリンジャーバンド%B)
- BBW(ボリンジャーバンド幅)
- BOP(バランス・オブ・パワー)
- CC(相関係数)
- CCI(商品チャネル指数)
- Chande Kroll Stop(シャンデ・クロール・ストップ)
- ChandeMO(シャンデ・モメンタム・オシレーター)
- CHO(チャイキン・オシレーター)
- CHOP(チョピネス・インデックス)
- Chop Zone(チョップゾーン)
- CHV(チャイキン・ボラティリティ)
- CMF(チャイキン・マネー・フロー)
- Coppock Curve(コポックカーブ)
- Correlation – Log(相関 – ログ)
- CRSI(コナーズRSI)
- DC(ドンチャンチャネル(HLバンド))
- DEMA(二重指数移動平均)
- DMI(方向性指数)
- DPO(トレンド除去プライスオシレーター)
- DSMA(2重移動平均)
- EFI(エルダー・フォース・インデックス)
- EMA(指数移動平均)
- EMA Cross(指数移動平均の交差)
- Envelopes(エンベロープ)
- EOM(イーズ・オブ・ムーブメント)
- Fisher Transform(フィッシャー・トランスフォーム)
- Fractal(ウィリアムズ・フラクタル)
- Guppy Multiple Moving Average
- Hamming MA(ハミング移動平均)
- HMA(ハル移動平均)
- HV(ヒストリカル・ボラティリティ)
- Ichimoku Cloud(一目均衡表®︎)
- KC(ケルトナーチャネル)
- Klinger Oscillator(クリンガー・オシレーター)
- KST(ノウ・シュア・シング)
- LRM(線形回帰スロープ)
- LSMA(最小二重移動平均)
- MA Cross(移動平均線の交差)
- MACD(マックディー)
- Majority Rule(多数決)
- Mass Index(マス・インデックス)
- McGinley Dynamic(マッギンリー・ダイナミック)
- Median Price(中央価格)
- MFI(マネーフローインデックス)
- MMA(修正移動平均)
- MOM(モメンタム)
- Moving Average Multiple(複合移動平均)
- Net Volume(ネット出来高)
- OBV(オン・バランス・ボリューム)
- Parabolic SAR(パラボリック・ストップ&リバース)
- Pivot(ピボットポイント・スタンダード)
- PPO(プライスオシレーター)
- PVT(プライス出来高トレンド)
- Ratio
- ROC(レート・オブ・チェンジ)
- RSI(相対力指数)
- RVGI(相対活力指数)
- RVI(相対ボラティリティ指数)
- SMA(単純移動平均)
- SMIエルゴディックインジケーター / オシレーター
- SMMA(平滑移動平均)
- Spread()
- Standard Deviation(標準偏差)
- Standard Error(標準誤差)
- Standard Error Bands(標準誤差バンド)
- STOCH(ストキャスティクス)
- STOCH RSI(ストキャスティクスRSI)
- SuperTrend
- TEMA(3重指数移動平均)
- TRIX(トリックス)
- TSI(トゥルー・ストレングス・インデックス)
- TSI(トレンド・ストレングス・インデックス)
- TSMA(3重移動平均)
- Typical Price(標準価格)
- UO(アルティメット・オシレーター)
- VI(ボルテックス・インジケーター)
- VIX(ボラティリティ・インデックス)
- Volatility Close-to-Close(ボラティリティ・クローズ・トゥ・クローズ)
- Volatility O-H-L-C(ボラティリティOHLC)
- Volatility Zero Trend Close-to-Close(ボラティリティ・ゼロトレンド・クローズ・トゥ・クローズ)
- Volume(出来高)
- Volume Oscillator(出来高オシレーター)
- Volume Profile Visible Range
- VWAP(出来高加重平均価格)
- VWMA(出来高加重移動平均)
- WMA(加重移動平均)
- WPR(ウィリアムズ%R)
- Zig Zag(ジグザグ)
- プライス・チャネル
- 上昇 / 下降
- 移動平均チャネル
- 移動平均線とEMA(指数平滑移動平均線)の交差
- 線形回帰曲線
この数は仮想通貨取引所は、bitbankがダントツですね。


各指標は好きなように設定でき、スマホアプリでも自由にカスタマイズできます。
国内の仮想通貨取引所を使って、本格的にトレードしたい方はbitbankが向いています。
仮想通貨を貸して増やせる

bitbankには、仮想通貨を貸して最大年率3%でお金が増えるサービスがあります。
具体的には、仮想通貨を1年間貸して、1年後に受け取るというものです。
正確には違いますが、銀行の定期預金みたいなイメージですね。
- BTC(ビットコイン)
- LTC(ライトコイン)
- ETH(イーサ)
- BCC(ビットコインキャッシュ)
- XLM(ステラルーメン)
- QTUM(クアンタム)
1年間、仮想通貨がロックされたり、仮想通貨の下落リスクはありますが、その分年率は高いので、普通に銀行に預けるよりは良さそうですね。
bitbankが向いてる人は?
最後にbitbankがおすすめな人をまとめておきます。
- 本学的にトレードしたい
- 60種類以上のテクニカル指標を活用したい
- 手数料を抑えて取引したい
- 仮想通貨を貸して増やしたい
- アプリが使いやすい取引所がいい
基本的には、bitbankは手数料を抑えて本格的にトレードしたい方向けですね。
スマホアプリでも直感的に使えるので、もちろん仮想通貨初心者でもOKです。
bitbankにはない、積み立てや他の独自サービスを使ってみたい方は、他の仮想通貨取引所を検討してみてください。
