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今回は、NFTを買うときなどにかかるイーサリアムのガス代について解説していきます。
基礎的な話から、計算方法、安く抑える方法までまとめていきます。

イーサリアムのガス代とは?
イーサリアムのガス代とは、イーサリアム上でトランザクションを実行するときにかかる費用です。
もう少しわかりやすく言うと、イーサリアムを送金(取引)するときにガス代が発生します。
イーサリアムの利用手数料みたいなものですね。
単位
イーサリアムのガス代は1ETHより全然少ないので、「wei」という単位が使われています。
単位 | ETH |
---|---|
wei | 0.000000000000000001 |
gwei | 0.000000001 |
ether | 1 |
ただ、weiだと単位的に小さすぎるので、基本的には使われていません。
一般的には「Gwei」という、ETHの10億分の1の単位が採用されています。
計算方法は?
ガス代は、以下の計算式で決まっています。
ガス代 = ガス単価(Gwei) × ガスリミット(Gas limit)
ガス単価
イーサリアムを使うのに最低限必要な費用です。
基本料金みたいなものですね。
イーサリアムの需要供給によって変動します。
ガスリミット
取引にかかるガス代の上限です。
上限なので基本的にこれ以上にガス代がかかることがありませんが、承認速度を変えることで調整は可能です。
承認速度を速くするとガス代が高くなり、遅くするとガス代が安くなります。
何に使われる?
イーサリアムのガス代は、以下のような用途で利用されます。
- イーサリアムのマイナーへの報酬
- ネットワークの負荷を軽減
- セキュリティ強化(サイバー攻撃対策)
イーサリアムの利用には毎回ガス代がかかるので、利用者や利用頻度をある程度減らすことができます。
これによりネットワークの混雑を抑えて、負荷を軽減することができます。
また、「ガス代かかるの嫌だからイーサリアムに攻撃するのはやめとこう」
みたいな感じで、悪い人がサイバー攻撃をする可能性を抑えられます。
イーサリアムのガス代を安く抑える方法
イーサリアムのガス代を節約する方法は3つあります。
① ガス代が安いときに使う
まずは
「相場を把握した上で、安いときに使う」
これですね。
今のガス代は、
などで確認できます。
個人的にはGasNowをよく使っています。

こんな感じで、速度設定別のガス代や

日別・時間別の相場感もわかるので見やすいです。
② ガス代の設定を安くする
ガス代は
- Fast(速い)
- Standard(普通)
- Slow(遅い)
のように速度を設定できます。
設定を速くするとガス代が高くなって、遅くするとガス代を安く抑えられます。
安くすると、その分送金のスピードは遅くなるので注意です。
③ 他のチェーンを使う
あとは、他のチェーンを使うことですね。
例えば、
- OpenSeaでNFTを買うときはPolygonを使う
- 仮想通貨を送金するときはBinance Smart Chainを使う
みたいなイメージです。

イーサリアム以外のチェーンは、ガス代がほとんど気にならないくらいの安さなので、イーサリアムを使わなくてもいいときは他のチェーンを使っていきましょう。