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今回は仮想通貨のマイニングについてまとめていきます。
ざっくりした概要的な説明から、仕組みまで知識ゼロでも理解できるように解説していきます。
仮想通貨のマイニングとは?【一言で】
仮想通貨のマイニングは、取引を承認する作業のことを言います。
(ちょっと乱暴に言うと、計算して正しい数値を見つけることが仮想通貨におけるマイニングです。)
と言っても「取引の承認ってなに?」と思う方もいると思うので、これから仕組みを交えながら解説していきます。
仮想通貨マイニングの仕組み
では、仮想通貨のマイニングの仕組みを見ていきましょう。
仮想通貨ではブロックチェーンという仕組みが採用されているので、マイニングを理解するためにはブロックチェーンの知識が必要になります。

ブロックチェーンとは、取引情報が入ったブロックをチェーン状に繋いだものを言い、各ブロックの中には
- 日時(いつ)
- アドレス(誰か誰に)
- 取引金額(いくら)
といった取引情報が入っています。
この情報がある制約を満たしたときにブロックが完成し、1つ前にあるブロックとチェーンで繋がれます。
【関連】 Blockchain Demo
※ブロックチェーンの構造がわかるツール
ハッシュ値とナンス

もう少し正確に(専門的な言葉で)言うと、各ブロックは数十桁のハッシュ値(一見するとランダムな値・ハッシュ関数で決まる)になっていて、このハッシュ値は
- トランザクション情報(取引データ)
- 1つ前のブロックのハッシュ値
- ナンス(ハッシュ値を調整する値)
などの情報で成り立っています。
【関連】 ハッシュ値生成ツール
で、このハッシュ値には
「先頭の◯桁が全て0でなければならない」
という決まりがあります。
例えば
- 0000000nkthiqbt882ndylp5m32
はOKで
- 703k003jhhjmbahn4nau4bnisu7
NGといった感じです。
この条件を満たすために、ナンス(Nonce)という一度だけ使われる値(Number used once)を使って計算をしていきます。
ビットコインの場合
例えば、ビットコインではハッシュ値の先頭の16桁が0になっています。
仮に、ブロックの情報で生成されたハッシュ値が
- io52u4poyjl822778n423689nhi23nlo922ng
だった場合は、
- 0000000000000000n52ih6o2nwkllid432n9
のように、ナンスを使って先頭に0が16桁並ぶように調整していく必要があります。
ここまで来るともうわかったかもですが、マイニングはナンスの値を見つける作業ということですね。
この作業に裏技とかはないので、1個1個地道に頑張って計算していくしかありません。
で、ビットコインのマイニングに成功すると12.5BTCが手に入ります。
つまり、1回のマイニングで6,250万円(1BTC=500万円の場合)という大金がもらえます。
なので、多くの人がマイニングに取り組んでいるということですね。