今回はNouns DAOについてまとめていきます。
究極のDAO、最も成功しているDAOとも言われるほど、注目度が高いですよね。
と言っても、何がそんなにすごいの?と思っている方もいると思います。
ということで、今回はNouns DAOについて噛み砕いてわかりやすく解説していきます。

Nouns DAOとは?
Nouns DAO(ナウンズ・ダオ)は、24時間ごとに1つのオリジナルNFT(Noun)が自動的に生み出されるDAOです。
Nounders(ナウンダーズ)と呼ばれる10人によって創業されました。

毎日生成されるNFTはこんな感じ↑の32×32のドット絵です。
フルオンチェーンNFTなので、CryptoPunksのように純度の高いNFTになっています。
毎日1つだけなので、1年で365個、10年経っても約3650体しか生成されません。
NFTの中には短期間で1万体など、数が多いNFTもけっこうあるので、比べるとNounsのレア度は高いです。
こういったこともあってか、実際取引されている価格は数千万くらいでかなり高価です。
Nouns DAOがすごいと言われる理由
創業者の報酬はNFTのみ
Nounsで購入されたNFTの売上は、NounsのTreasury(ウォレット)に自動的に入ります。
この売上は、Nounsコミュニティの参加者によって議決され、寄付やコミックの作成など様々な活動に利用されています。
なので、Nouns創業者は、NFTの売上を受け取っていません。
報酬は、10単位(#10・#20・#30)のNFTのみです。
著作権を放棄している
Nounsは著作権を放棄しているので、自由にNounsの絵を利用できます。
個人的な利用や二次創作、ビジネスのように商用目的に使ってもOKです。
ちなみに、NFTではないNounは公式サイトから簡単に生成できます↓

Nouns公式サイトのPlaygroundのページに進むと、こんな画面になるので
- Background:背景
- Body:体
- Accessory:アクセサリー
- Head:頭
- Glasses:メガネ
を選んで、「Generate Nouns」ボタンを押すと右側に色んなNounが生成されます。
ほしいNounをクリックすると

この画面になるので、Downloadボタンを押すとダウンロードできます。

実際につくったNounです↑
こんな感じで自由につくって使えるのもNounsの魅力の一つですね!
上下関係などが存在しないフラットなコミュニティ
Nounsは、非中央集権組織のDAOなので、株式会社にある代表や上司・部下といった上下関係はありません。
トップダウンで命令されることや、これといった決まりなどももちろんありません。
創業者も含めてフラットなコミュニティになっています。
もしNounsで何かやりたいプロジェクトがあれば、
- コミュニティ内で提案して
- 参加者の同意が取れたら
- トレジャリーウォレットからお金を使える
といった流れでプロジェクトを進められます。
このように、創業者も含めてフラットな関係なのがNounsの特徴です。
Nouns DAOの活動事例
Nouns DAOではこのような活動が行われています。
寄付・チャリティ活動
Nouns DAOでは、寄付やチャリティ活動が行われています。
例えば
などが過去に実施されていました。
二次創作コンテスト
Nouns DAOとNFT鳴門美術館が共催した二次創作のコンテストが行われました。
Nounsの絵を使って二次創作を行い、Twitterのいいね数が多かった作品が、NFTブースに展示されました。
Webブラウザとのコラボ
2021年11月にはNouns DAOとBraveとのコラボも実施されました。
Braveは広告の表示・非表示を自由に決められる最先端のWeb3.0ブラウザです。
コラボ内容は、Braveの広告を利用して、Nounsコミュニティが作成したアートを掲載して、Nounsプロジェクトを紹介すること。
このときも、Nounsコミュニティ内で投票を行い、賛否が決定されました。

Nounsを手に入れる方法
Nounsは仮想通貨ETHで購入できます。
購入方法は、2パターンあります↓
- Nouns公式サイトからオークションで買う
- OpenSeaで販売されているものを買う
どちらにしても、だいたい数千万円くらいするので、だいぶハードルは高いですよね笑
余裕がある方は、参戦してみてもいいかもしれません。