今回は、仮想通貨ウォレットのシードフレーズについてまとめていきます。
似たような言葉で秘密鍵やパスワードなど、色々ごっちゃになっている方もいると思うので、そのあたりも含めて解説していきます。
仮想通貨ウォレットのシードフレーズとは?
シードフレーズとは、仮想通貨ウォレット作成時に生成される12〜24個の文字の集まりのことです。
book day sea window card emotion morning hero earth letter coffee team
例えば、こんなやつですね↑
この文字列は、BIP39という2,048個ある英単語のワードリストからランダムに並べられています。
シードフレーズを使うのは、仮想通貨ウォレットへアクセス・復元するときです。
ちょっと違いますが、サイトのログインID・パスワードを忘れたときにたまにある
- 母親の旧姓は?
- 通っていた小学校は?
- 好きな食べ物は?
みたいな秘密の質問に対する回答(合言葉)とイメージするとわかりやすいかもしれません。
シードフレーズと秘密鍵とパスワードの違いは?
シードフレーズと似たような言葉で、秘密鍵やパスワードがあります。
3つの違いをまとめるとこんな感じです↓
秘密鍵とは?
秘密鍵は、仮想通貨を取引するときに設定されるランダムな文字列です。
1il5k6jy3noio201mnvpzhen1o9fnvsmz4r6q1mogb3rn23
例えば、こんな感じの英数字の羅列です↑
秘密鍵は、仮想通貨の所有権を証明できるデジタル証明書のようなもので、仮想通貨を送金するときの電子署名として利用されます。
銀行口座で言うと、暗証番号みたいなものですね。
なので、秘密鍵の管理は超重要です。
秘密鍵が漏洩してしまうと、仮想通貨が抜き取られ放題になってしまいます…
秘密鍵はシードフレーズにより復元できるので、シードフレーズは絶対に開示してはいけません。
もしSNSなどで「仮想通貨送るからシードフレーズを教えて」みたいなDMが来たら、全部詐欺なので注意してください!
パスワードとは?
パスワードは、MetaMaskやPhantom walletのような仮想通貨ウォレットを開くための解除キーです。
パソコンやスマホなどの特定の端末それぞれに紐づいているもので、ただウォレットを開くためだけのものです。
なので、パスワードだけでは、仮想通貨ウォレットへアクセス・復元することはできません。


シードフレーズを安全に保管する方法
シードフレーズを安全に保管する方法はこちらです。
脳内に記憶するが最強ですが、さすがにあんな長い文字の羅列を覚えられる人は多くないと思うので、それ以外の方法でいきますね。
紙に書いて保管する
シードフレーズを保管するための1番簡単な方法は、紙に書いておくことです。
完全にオフラインになるので、ハッキングなどで盗まれることは絶対にありません。
ただ、紙は水に濡れたり、火事で焼けてしまったりなど、物理的に消える可能性があるのが難点ですね。
このデメリットを防ぐのが次の方法です↓
金属に彫って保管する
紙での保管するのが心配な方の中には、金属にシードフレーズを彫って保管している方もいます。
正直やりすぎな気もしなくもないですが、それほどシードフレーズは重要ってことですね。
歴史的に重要なものとかは石に彫られて何百年、何千年と残っているものもあるので、石とか鉱物的なものに彫るのありかもしれないですね。
ハードウェアウォレットを使う
あとは、Ledger Nanoのようなハードウェアウォレットを使う方法です。
ハードウェアウォレットは、USB形式のハードタイプのウォレットです。
ネットとは完全に切り離されているので、ネットに繋がっているホットウォレットのようにハッキングされるリスクはありません。
紙や金属以外で、仮想通貨ウォレットを安全に管理したい方はハードウェアウォレットを使っていきましょう。

