【記事内に広告が含まれる場合があります】
今回はDeFiにおけるイールドファーミングについてまとめていきます。

イールドファーミングとは?
イールドファーミング(Yield Farming)は、UniswapやPancakeSwapのような分散型取引所(DEX)に流動性を提供することで利息を得る仕組みのことです。
名前の由来は
- イールド(Yield):金利
- ファーミング(Farming):耕す
からきています。
銀行や証券会社を使わない新しい資産運用とも言われてますね。
仕組み
イールドファーミングの仕組みを簡単に言うとこんな感じです↓
- DEXに流動性を提供する(お金を預ける)
- 通貨を交換したい人が手数料を払い、DEXにある通貨で交換する
- 流動性を提供した人が、手数料の一部を受け取る
DEXは分散型取引所なので、銀行や証券会社のように中央で管理している人がいません。
さらにネットで完結するので、人件費やオフィス賃料、電気代などの費用が発生しません。
なので、流動性を提供した人に高い利息を配布できるということですね。
流動性マイニングとは?
イールドファーミングと同じ文脈で語られる流動性マイニングは、DEXに流動性を提供することで、新しいコインをもらえる仕組みです。
流動性を提供を簡単に言うと、「DEXに2つの通貨をペア(LPトークン)にして一緒に預けること」と思ってもらえればOKです。
LPトークンを組むことで、例えば
- PancakeSwapならCAKE
- UniswapならUNI
といったトークンが手に入ります。
イールドファーミングのメリット
イールドファーミングをするメリットはこのあたりです。
- 金利収入が得られる
- 高利回りが期待できる
- 流動性マイニングで新規トークンがもらえる
イールドファーミングの大きなメリットは、高い金利収入を得られることですね。
例えば、PancakeSwapのAPR(年間利回り)はこんな感じです↓

数10%のものから、高いものだと100%超えのものもけっこうザラにあります。
もちろんその分リスクが高いとも言えるので、始めるときは注意が必要です。

あとは、流動性マイニングで新規トークンが手に入るのもメリットですね。
例えば、PancakeSwapだとこんな感じ↑でCAKEがもらえます。
イールドファーミングのデメリット・リスク
イールドファーミングのデメリット・リスクはこちらです。
- インパーマネントロス
- 詐欺やハッキング
- DEXが消滅する可能性
イールドファーミングでLPを組むと、インパーマネントロスという通貨変動による損失を受けることがあります。
詳しくはこちらの記事↓にまとめていますが、もらえる利息以上の損失を受けてしまうケースもあるので、注意が必要です。

あとは、DEXを使うときに詐欺サイトに誘導されたり、ハッキングに遭うケースもあります。
DEXを使うときは、しっかり正しいURLが確認した上で使っていきましょう。
他にも、可能性は低いかもしれませんが、使っているDEXが必ずしも未来永劫続くとは言い切れません。
潰れてしまったら、預けていた資金がゼロになってしまいます。
という感じで、イールドファーミングにはこういったリスクがあることは頭に入れておくといいですね。
イールドファーミングの始め方
イールドファーミングは、基本的には以下の流れで始められます。
- 仮想通貨を準備する
- 仮想通貨ウォレットに送金する
- DEXに仮想通貨ウォレットを接続する
- LPトークンを組むために必要な仮想通貨を交換する
- ファーミングを行う
まずは仮想通貨取引所で、イールドファーミングを行うために必要な通貨を準備して、MetaMaskなど仮想通貨ウォレットに送りましょう。
ウォレットに仮想通貨を準備できたら、PancakeSwapなどのDEXに接続していきましょう。
仮想通貨ウォレットを接続すると、DEXが使えるようになります。
ファーミングを行うためには、2つの通貨を1:1で同じ割合持つ必要があるので、ない場合はDEX内で通貨を交換して準備しておきましょう。
例えば、BUSD-BNBでファーミングをしたい場合は、BUSDとBNBを同じ割合持つようにしてください。
2つの通貨を準備できたら、あとは各DEXの画面の手順に従って、ファーミングをしていきましょう!

