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みなさんは人生をどんな感じでとらえてますかー?
もしかしたら「人生を”ゲーム”に例える」ということをやってる人は意外と多いかもですよね。
今日はそんな人生をゲームに例えて、人生をどう攻略していけばいいか?
ということが書かれた本を読んでみたので、今日はその紹介を。
タイトルは
『人生は攻略できる』
という本です!
ちょっと気になるタイトル。
正直これ、もっと早く読んでおきたかったです・・
『人生は攻略できる』とは?
『人生は攻略できる』は、小説の「マネーロンダリング」とか「タックスへイヴン」、ビジネス書系の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」や「言ってはいけない 残酷すぎる真実」を書いた橘玲さんが書いた本です。
簡単に紹介をすると、人生をゲームと捉えて、どう人生を攻略していくのがベターかということが書かれた本です。
ちなみにまえがきは、無料で公開されているので、よかったら読んでみてください↓
『人生は攻略できる』の要約&感想
個人的に気になったところ書いていきます!
まずは自分の装備を把握すること
まず、人生において最初に大切なことは、自分の特性や装備を確認することです。
例えば、自分は勇者なのか、戦士なのか、魔術師なのかみたいな感じで。
この本では、ドラクエを例に書かれているのですが、僕はポケモンをやってきた側なので、ポケモンを例にしてみると、自分は何タイプのポケモンを持っていて、どんな技を使えて、どんな道具を持っているかということを把握するという感じです。
例えば、炎タイプのポケモンを持っていたら、草タイプがいるときに戦いをすればいいし、逆に水タイプがいるところには顔を出さないほうがいいです。
これを現実の世界にすると
- 自分は野球がうまいから野球選手になろ
- 人当たりいいし、まあまあコミュ力高いから営業かなー
- まじで人見知りするから、エンジニアとかライターがいいかも
みたいな感じです。
これを考えないで、自分の手持ちの装備や能力・道具に合わないものを選んでしまうと、いいパフォーマンスが出せないし、ほんとに消耗します。
例えば僕でいうと、サラリーマン時代に営業をやっているのですが、まじで向いてなかったので、かなり消耗をしたし、全く成果をだせませんでした。
むしろお荷物みたいな感じもあったりもしました・・
逆に周りでは、普通にさらっと仕事をこなして、すごい成果を出している人もいました。
ですが、会社をやめてブログやライティングなどで独立をしたらけっこう向いていて、ストレスフリーで収入が倍以上になったりしてます。
こう考えると、どう考えても自分に向いている仕事をするということが大切だと思います。
けど、ここでメンタルマッチョ界隈の住人はこう言うわけです。
「お前の努力が足りないからだ」
と。
これはたしかにそう。
全く間違ったことは言ってないし、その通りなんですけど、、ぼくはそれでも「ちょっと違うんじゃないかな…」と思います。
なんでかっていうと、そうやってあまり向いていないことをやると”圧倒的な差”が生まれるから。
どういうことかというと、例えばスポーツで考えるとわかりやすいので、100m走を例に考えてみます。
ある学校に、走るのがめちゃめちゃ速い、走野速男(はしるのはやお)くんという人がいました。
彼はもともと天性の才能があって、100mを10秒台で走れるという天才です。
一方で、走野遅男(はしるのおそお)くんはどう頑張って努力をしても11秒台しか出ません。
このとき、遅男くんはめちゃめちゃ頑張っている。
けど結果がでないです。
逆に遅男くんは勉強はめちゃくちゃできる。
速男くんはどう頑張ってもいい点が取れない。
この場合、速男くんは陸上で頑張るということがベターな選択だし、遅男くんは勉強をやったほうが楽に生きれるということです。
同じ感じで、会社の仕事で営業が向いてるなら営業をやったほうがいい。
エンジニアが向いてるならエンジニアをやったほうが生きやすいということです。
なんでかっていうと、努力をすることはもちろん大切。
大切なんですけど、向いてない人が向いてないことをやるというのは、あんまりコスパが良くないんです。
めちゃ頑張ってもそこそこの結果しか出ないとか、努力してやっと平均くらいの結果になる。
それに比べて、努力しなくても平均くらいの結果が出るという人もいます。
そこと勝負するってなると負ける可能性がなかなか高い。
なので、自分の得意分野にコマを置いて、ポジションをとって、勝負していくことがめちゃ大切です。
もし今、自分でも明らかに負けるフィールドで戦っているとか、確信があったり、なんかうまくいかないという人は、他のことを色々試してみるといいと思います。
という感じで、ここまでが自分の持ち物を把握するということです。
で、そうやって、自分を知ったうえで考えて動いていく必要があるのが、次の話です。
資産形成の話
まずこの式が重要になってきます。
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
資産を形成するためには、この式に沿って動いていくことが重要です。
簡単に言っちゃうと、
収入を増やしまくって、支出を超減らして、資産を運用していけば、資産は増やせますよ
ということです。
言われてみると当たり前ですが、これを意外とできてない人が多いです。
その最たる例がマイホーム。
マイホームを買う人ほとんどの人は、35年ローンとかいう長期間も続く借金するということですよね。
つまり、本来は減らさないといけない支出を35年も払い続けないといけないということです。
年金も終身雇用も崩壊した現代で、この35年という先の読めない未来まで、自分を縛り続けるのは危険すぎます。
なのでもしマイホームを買うなら、キャッシュ一括で買えるときに買うのがベストみたいです。
これからの世界は、これまでよりも急速に色んなことが目まぐるしく変わっていくという世の中なので、すぐに移動ができるということが大切になって来るんじゃないかなと思います。
「イヤなことをイヤと言えること」それが「自由」と橘さんは言っています。
3つの資本を確立する
という感じで、式を把握した上で、考えていく必要のあることが
- お金(金融資本)
- 仕事(人的資本)
- 愛情・友情(社会資本)
この3つです。
金融資本
「金融資本」というのは、そのまま「お金」のことです。
お金は複利の力を効かせると爆発的に伸びていきますよとかが書かれてます。
人的資本
「人的資本」というのは、「仕事」とか「働いてお金を稼ぐ力」のことです。
収入を上げるには共働きをしたほうがいい。
(理由は言うまでもないですが、1世帯当たりの収入を上げられるから)
とか、これからの時代は専門性をもった「スペシャリスト」になること大事と書かれていました。
というのも、人生というのは年を追うごとにやれることの幅が狭まっていくというのが、残酷な現実だからで、早めに「自分の好きなことや得意なこと」を見つけて「それに集中していくこと」が大切みたいです。
ゲームでいうと、どの道極めるかということですね。「戦術」なのか「武術」なのか「魔術」なのか。
といってもなかなか早めに自分に合うものを見つけるのは簡単ではないので、選択肢の幅が広くて、体力のある若いうちに色々チャレンジするということだ大切ということです。
逆に年をとってからのチャレンジもいいんですけど、それは昔から長年剣を磨いてきた人には勝てないのと一緒です。
たしかワンピースのゾロとミホークの戦いでそんなシーンがありましたよね。
ミホークはめっちゃちっちゃな剣で、3刀流のゾロを圧倒していた。
このときゾロは若いうちだったのでよかったですが、もしここでゾロがめっちゃ年寄りだったら、もう一生勝ち目がないですよね。
そんな感じです。
あと、これはAIの発達によって、誰でもできる仕事、単純作業はとって変わられるということにも関係しているようです。
社会資本
「社会資本」というのは「友情」や「愛情」のこと、
自分の周りにいる家族や友人、恋人、知り合いといった近くにいるひとのことです。
これが人生にはりを持たせます。
いくらお金を持っていても、仕事ができても、誰か遊んだり、おしゃべりをしたり、ご飯を一緒に食べたり、ということがないと、ちょっとつまらないですよね。
なので、この「社会資本」を充実させていくことも大事な要素のひとつです。
さらに、橘さん曰く、これからの時代は家族や昔からの友達といった「強いつながり」だけじゃなくて、「弱いつながり」も大切になってくるようです。
「弱いつながり」というのは、オンライン上でコミュニケーションをとったとか、仕事で関わったくらい繋がりの世界中にいる人たちのことです。
例えば、橘さんは世界中で仕事をしていることによって、東日本大震災が起こったときに、世界にいる「弱いつながり」の人たちから、「大丈夫?こっちに来なよ!」という声をかけてもらえたみたいです。
こう考えると、自分がいる地元だけの小さなコミュニティだけではなく、世界を視野に入れて生きていくというのが普通になる時代がもうすぐそこに来ているのかもしれません。
ゲームは変化があるから楽しい
あと、この本を読んでいておもしろいなーと思ったのが
「生まれた家が超お金持ちだったとしても、人生は幸福にはなりづらい」ということです。
これは何でかって言うと、人生(物語・ゲーム)にはこの↓5つの要素が必要で
- 逆境
- 成長
- 危機一髪
- 大逆転
- ハッピーエンド
これらがない全く変化のない人生というのは、つまらないものになってしまうみたいです。
例えば、ポケモンでいうと、最初のマサラタウンからずっと抜け出せない状態というのが、現実世界でいうと、貧乏でずーっと変化がないという状態。
もう一つが、ポケモンのレベルが全部100レベで、なにをやってもクリアできちゃうという状態です。
こっちを現実世界でいうと、生まれたときから、死ぬまでお金持ちという状態です。
どっちもなんでつまらないかというと、全ゲーム性も変化もなくて、上に挙げた5つの要素を満たさないからです。
なので、楽しく・より充実して生きるには、この5つの要素を経由していきればOKということみたいです。
盛りだくさんの内容
あとこの本には、これまでに書いたことにプラスして、今の世界の常識とか標準、これから考えられうる未来を見据えて上で、どういう生き方をするのがベターかということが書かれています。
例えば
- 世界標準を知るということ
- サラリーマンという働き方は日本だけ 世界では見向きもされない
- クリエイターかスペシャリストになる必要がある
- 持ち家はオワコン
- アメリカでは男性と女性の収入が逆転してきている
- ニューリッチを目指そう
- BOBOSという新富裕層
- テイカーよりギバー
といった内容がわかりやすく書かれています。
『人生は攻略できる』書評まとめ
ということで、『人生は攻略できる』を読んでみた感想と解説についてでした。
まとめると
自分を知る
↓
スペシャリストになって、3つの資本をそろえる+変化を楽しむ
↓
生きやすい人生へ!
みたいな感じです。
ほんとに読んで損はないと思うので、もし気になった方は手に取ってみてください!
一緒に人生を攻略していきましょー!
じゃあまた!