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ビジネスには分析が必須ですよね。
みなさんはどんな分析方法を使っていますか?
色々あると思いますが、今回はその中でも有名な『3C分析』を取り上げていきます。
マーケティングの基礎でもあり、ずっと使えるくらい重要な手法なので、サクっと理解しておきましょう!
3C分析とは?
3C分析とは、Cから始まる3つの言葉の頭文字をとって名付けられた分析手法です。
- Customer(顧客)
- Competitor(競合)
- Company(自社)
元々はマーケティングや経営界で有名な元マッキンゼーの大前研一さんが1980年代に提唱されました。
『ストラテジック・マインド―変革期の企業戦略論』という本通して多くの人に広まったと言われています。
では、3つのCをそれぞれ見ていきましょう。
Customer(顧客)
Customerは、顧客のことです。
狙おうとしている分野には、どのようなお客さんがいるかを調査していくということですね。
具体的に調査しておきたい内容はこのあたりです↓
- ターゲット:どんな人が商品・サービスを使うか?
- 市場規模:現在の市場規模はどのくらいあるか?
- 成長性:将来どのくらいの伸びを期待できるか?
- ニーズ:誰が・いつ・どこで商品・サービスを必要としているのか?
- 購買プロセス:オフライン?オンライン?知人からの紹介?SNS経由?広告?
Competitor(競合)
Competitorは、競合のことです。
いわゆる競合調査ってやつですね。
参入しようと思っている業界には、どんなライバルがいて、参入余地はあるのかなどを調査していきます。
- 市場シェア:競合がどのくらいの市場を占拠しているか?
- 参入難易度:自社が入り込む余地はあるか?
- 他社の特徴:他社の強み・弱み・売りは何か?
Company(自社)
Company、自社のことです。
自分の会社にはどの程度のリソースがあり、他社に勝てる要素は何なのか?などを考えていきます。
- 社内リソース:人材・使える時間などはどのくらいか?
- 市場での位置:市場における自社の立ち位置はどの程度か?
自社のこと理解するときは、SWOT分析のような分析方法がよく使われます。
SWOT分析とは
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
の4つからできた分析手法で、自社の強みや弱み、他者と差別化できるポイントなどを洗い出すときに使えます。
3C分析をブログに活用する方法
最後に、3C分析をブログに活用する方法を書いていきます。
自分がこれから取り組んでいくジャンルは、勝てるジャンルなのか。
個人ブログで戦っていけるのか。
実際の事例を挙げながら見ていきましょう。
勝ち筋(低)
まず超激戦と言われる脱毛ジャンルの場合です。
競合調査したところ、こんな結果になったとします。
Customer (顧客) | 脱毛を考えている女性 |
Competitor (競合) | SEO上位は法人メディア独占 記事数が膨大 多数のライター 監修者あり 被リンク多数 |
Company (自社) | 1人で運営 作業時間は1日数時間 男で1次情報を書けない |
ざっと見ただけでも、かなり厳しそうですよね。
- 法人メディアが独占していて
- ある程度信頼性が求められる分野で
- リソースも限られている
こうなると勝てる要素がなさそうです。
ゴリゴリの戦闘機を備えている相手に、槍一本です立ち向かうようなものです。
なので、こういった分野に参入するのは避けたほうがいいですね。
勝ち筋(高)
そこそこニッチな家電系のジャンルを考えてみます。
Customer (顧客) | パンを焼くオーブンが欲しい主婦 |
Competitor (競合) | SEO上位に個人ブログがある 記事数は少なめ そこまで信頼性を求められない |
Company (自社) | 実際に使っていて一次情報を書ける リソースは競合と同じくらい |
ここまで絞ると、市場規模が小さいので法人もなかなか入って来づらくなります。
なので、SEO上位にも個人ブログが出てくるようになり、勝てる可能性が出てきます。
つまり個人ブログで戦っていけるジャンルは
- ニッチでやってる人が少ない
- スピードが求められる(個人はすぐに情報を出せる)
- 市場規模が小さい(大きな売上を見込めない)
などですね。
これらには法人メディアは参入しづらいので、個人でも戦っていける可能性があります。