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商品やサービスを売りたいとき、何を考えて売ろうとしてますか?
- 「良いものを作れば売れるでしょ」
- 「なんとなく売れそうなものを売ってみるかな」
- 「まずは売れてるものを真似るところから」
などなど色々あると思います。
もちろんどれも悪くないですが、もう少し考えを深めたほうがいいかもしれません。
とはいえ、そもそもどうやって考えていいかわからない方もいますよね。
そんなときに役立つのが「4P」と呼ばれる考え方です。
ということで今回は、商品やサービスを展開するときに役立つ、マーケティングの4Pについてまとめていきます。
マーケティングの4Pとは?
さっそく結論から言うと、4PとはPから始まる4つの言葉を総称したものです。
具体的には以下が4Pの要素です。
順番にみていきましょう。
Product(商品)
Productは、商品やサービスのことです。
つまり「何を売るか」ですね。
例えば、果物1つとっても「りんご、バナナ、いちご」など種類は色々あります。
さらに、その中でも
- どの品種にするのか?
- 産地はどこなのか?
- 他の果物と差別化できるポイントは?(例.「種なし」「糖度が高い」「皮ごと食べられる」)
といったように、一口に果物と言っても、考えるべきことは数多くあります。
Place(場所)
Placeは、場所です。
「どこで売るか」ですね。
- 自分の店を持つ
- 駅や百貨店の一部を借りる
- 家に訪問して直接営業する
- ネットでオンライン販売する
- フリマサイトやSNSを活用する
など場所も色々あります。
自分で販売する商品は、どこで売ると売上が伸びるのか?を考えてみましょう。
Price(価格)
Priceは、価格です。
「いくらで売るのか(値付け)」ですね。
商品やサービスを売るとき、この価格設定が肝になってきます。
値付けだけで1冊の本が出ているほどです。
例えば、500円で売るのか1,000円で売るのかで、売上に2倍の差が生まれてきます。
これは当たり前に聞こえるかもですが、頭に叩き込んでおきたいレベルで超重要です。
もし月に10万円の売上を上げたかったら
- 単価100円なら1,000個
- 単価1,000円なら100個
- 単価10,000円なら10個
といった感じで、売るための商品数に大きき差が出てきます。
単純に考えて、1,000個売るのと10個売るのでは、10個売るほうが簡単ですよね。
という感じで、価格によって売上達成の難易度や労力が大きく変わってくるので、価格設定は慎重によく考えてやっていきましょう。
Promotion(販促)
Promotionは、販促(販売促進)です。
「どうやって売っていくのか」、つまり「広告や宣伝をどうするか」ですね。
広告を使う場合は
- 予算はどのくらいかけるのか?
- デザインや文言はどうするのか?
- どこに広告を流すのか?(街中?電車?テレビ?ネット?)
広告を使わない場合は、
- 地道に口コミで広げていく
- SNSを活用する
- インフルエンサーに協力を仰ぐ
などどうやって宣伝・PRするのかを考えます。
手段は色々あるので、他の商品・サービスの成功事例などを参考にしながらプロモーション戦略を考えていきましょう。
4Pは全て考えることが大切
ここまでで、4Pについてなんとなく理解できたと思います。
で、重要なのが4Pの4つの要素は1つ欠けても上手くいかないということです。
いくら商品が良かったとしても、認知されていなかったら売れません。
(職人などでよく言われるやつですね。)
逆に広告をバンバン使って、認知を広げまくったとしても、商品が良くなければ売れません。
他にも、店の立地が「都内一等地、駅近」のようにいくらよかったとしても、サービスに魅力がなかったり、あまりにも価格が高かったりすると、手にとってもらえません。
という感じで、4Pの4つの要素は
- Product(商品)
- Place(場所)
- Price(価格)
- Promotion(販促)
は、全て揃ってやっと上手くいくようになっています。
なので、商品やサービスを展開するときは、4つ全てを踏まえてやっていきましょう。
4Pを活用する方法【ブログを例に解説】
ここからは、実際に4Pを活用する方法を見ていきましょう。
今回はブログで商品を売ること(アフィリエイト)を例に解説していきます。
例えば、月に3万円の売上を上げたいケースを考えていきます。
本を売る場合
まず、ブログで本を紹介する場合を見ていきます。
Product (何を売る?) | 本 |
Place (どこで売る?) | ブログ |
Price (いくらで売る?) | 30円 |
Promotion (どうやって集客する?) | SEO SNS |
例えば、Amazonにある本を紹介すると、Amazonアソシエイトの料率は3%なので、ブログを経由して1,000円の本が売れたら30円が報酬になります。
なので、本の紹介だと月に3万円の売上を立てるためには
- 月に1,000冊(1日換算で33冊)
の本を売らなければいけません。
仮に購入率が1%だとすると、1ヶ月で10万人の訪問者(=10万PV)が必要になります。
これはなかなか難しいですよね。
ということで、本の紹介で月3万円を達成するのはなかなかハードルが高いです。
打開策としては、集客口をSEOだけでなく、TwitterやInstagramのようなSNSを上手く活用すると、流入が増えて目標達成の可能性が高まるかもしれません。
クレジットカードへの申込を促す場合
一方で、ブログでクレジットカードへの申込を促す場合。
Product (何を売る?) | クレジットカード |
Place (どこで売る?) | ブログ |
Price (いくらで売る?) | 3,000円 |
Promotion (どうやって集客する?) | SEO SNS |
クレジットカード報酬単価は、比較的高いものが多く、1件の申込で1万円以上になるものもよくあります。
今回は、仮に3,000円として考えていきます。
月に3万円達成するためには、
- 月10回(=3日に1回)
申し込んでもらえればOKです。
仮に申込率が1%だとすると、1ヶ月で1,000人の訪問者(=1,000PV)が必要になります。
1日にすると33PVなので、先ほどの本に比べると、圧倒的に楽ですよね。
その分、SEOの難易度は高いのですが、SNSなどを駆使して上手く集客できれば、本の紹介よりは月3万円のハードルは低いです。
ということでまとめると、ブログで売上を大きくしたいなら
- できるだけ単価が高い商品を扱う
これに尽きます。
もちろんその分競合も増えるので、難しい面もありますが、膨大な数を売るよりは難易度は低いですね。