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僕たちはどんなプロセスを経て、商品を購入するのでしょうか?
無意識にやっていることだと思うので、言語化することはないと思いますが、実はパターンが決まっています。
そのモデルが
の3つです。
ということで、今回は3つの消費行動モデルについてまとめていきます。
AIDMAとは?

AIDMA(アイドマ)は
の5つの頭文字から名付けられた消費行動モデルです。
インターネットが出てくる以前の一般的な購買プロセスですね。
Attention(認知・注意)
Attentionは、認知する段階です。
まず商品は知らなければ、手にとってもらうことは不可能なので、
- CMを打つ
 - チラシを配る
 - 店に看板を出す
 
などして、認知してもらうようにします。
Interest(興味・関心)
認知すると、人によっては興味・関心が出てきます。
Desire(欲求)
興味を持った人の中には、「商品やサービスが欲しい!」と思うようになります。
Memory(記憶)
その後、商品やサービスを記憶していきます。
Action(行動)
最後に、店に足を運んで商品を購入したり、サービスを受けたりします。
AISASとは?

AISAS(アイサス)とは
の5つを頭文字からきています。
インターネットが登場して、SNSが普及し出したころから使われ出しました。
Attention(認知・注意)
まずは、商品を知ってもらう段階です。
AIDMAと同じですね。
企業は、ここでテレビCMやSNSなどで広告を出したりします。
Interest(興味・関心)
認知してもらったあとは、興味を持つ段階です。
ここもAIDMAと同じです。
Search(検索)
商品に興味を持ったら、スマホやパソコンで検索をしていきます。
- 具体的にどんな商品なのか?
 - メリットは何か?
 - デメリットはないのか?
 
などを調べて、より深く商品やサービスについて探っていきます。
Action(行動)
その後、実際に商品を購入していきます。
AISASはスマホが普及した後のモデルなので、AIDMAのように記憶(Memory)する必要はありません。
Share(共有)
商品を購入した後は、SNSなどで友達や知り合いなどにシェアしていきます。
AISCEASとは?

AISCEAS(アイセアス・アイシーズ)は、
- Attention(認知・注意)
 - Interest(興味・関心)
 - Search(検索)
 - Comparison(比較)
 - Examination(検討)
 - Action(行動)
 - Share(共有)
 
の7つの頭文字をとって生まれた消費行動モデルです。
AISASのさらに細かいバージョンですね。
Attention(認知・注意)
まずは認知から。
AIDMAとAISASと同じですね。
Interest(興味・関心)
そして興味・関心。
ここもAIDMA、AISASと同じです。
Search(検索)
そして、ネットで検索していきます。
AISASと同じです。
Comparison(比較)
検索をして、さらに商品やサービスについて詳しく掘り下げていきます。
- 他の商品を比べて優れているところは?
 - もっと安いサービスはないのか?
 - 最高スペックの商品はどれなのか?
 
など、他の商品やサービスとよく比較していきます。
Examination(検討)
さらに検討段階で、
- 商品はこれで間違いないのか?
 - 買って失敗しないか?
 - 実際に体験した人の声はどうなのか?
 
など、さらに細かくチェックしていきます。
SNSの口コミや評判、ECサイトの星評価、ブログのレビューなどを確認するイメージですね。
Action(行動)
比較・検討が終わったら、実際に商品やサービスを利用していきます。
Share(共有)
最後に、SNSでシェアをしていきます。
AIDMA・AISAS・AISCEASの違いは?
ここまでで、3つの消費行動モデルの違いをなんどなくイメージできたと思います。
最後にまとめとして、3つの違いをざっと書いておきます。
AIDMAとAISAS・AISCEASの違い
まず、AIDMAとAISAS・AISCEASでは、
- AIDMA:インターネット普及前
 - AISAS・AISCEAS:インターネット普及後
 
といったように違います。
完全オフラインだけ(AIDMA)か、オンラインも使える(AISAS・AISCEAS)かの違いですね。
AISASとAISCEASの違い

AISASとAISCEASは、「比較・検討」があるかないかの違いですね。
それ以外は、基本的には同じようなモデルです。
商品やサービスを展開していくには、より細かい部分まで考えてアプローチしていったほうがいいので、できればAISCEASをメインに思考していくのがベターですね。
ただ、どの商品・サービスにもAISCEASが使えるとは限らないので、そういったときは、AISASやAIDMAも使って考えていきましょう。
AIDMA・AISAS・AISCEASの活用方法
商品やサービスを展開するときは、今回紹介して3つの消費行動モデルを考えていくと、よりターゲットの心を掴めるようになります。
その結果、売上が上がる可能性も高くなるはずです。
仮に、AISCEASを軸に考える場合は
- Attention(認知・注意)
 - Interest(興味・関心)
 - Search(検索)
 - Comparison(比較)
 - Examination(検討)
 - Action(行動)
 - Share(共有)
 
のどの部分にアプローチしているのかをよく考えていきましょう。
例えば、バナナを紹介する記事を書くときに
- 「バナナを知らない人に紹介する記事」(Attention)
 - 「バナナを知っていて、他のバナナと比較したい人に紹介する記事」(Comparison)
 
では、記事の書き方に違いが出てきますよね。
バナナを知らない人に「おすすめのバナナはこれだ!」みたいな記事を書いても、そもそもバナナの存在を知らないので、買ってもらえる可能性はほぼ100%ありません。
という感じで、アプローチする層に対して適切な内容を書かないと全く刺さらず、いくら頑張って記事を書いても労力が無駄になってしまいます。
なので、どの層にアプローチしているかは、しっかり踏まえた上で進めていきましょう。
                

